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【お知らせ】事務局開局日について

諸般の事情により、当面の間、事務局の開局日が不定期となります。
会員のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承のほどお願い申し上げます。

ワーグナー協会事務局

第441回例会 歌とお話

日 時:10月9日(木)19時~(18時30分開場)

場 所:大田区民ホール・アプリコ 小ホール
    JR京浜東北線 蒲田駅東口から徒歩約3分

歌とお話:中江万柚子(ソプラノ) 木下志寿子(ピアノ)

ワーグナー協会事務局

第185回関西例会

日 時:10月5日(日)13時30分~17時30分

場 所:クロスパル高槻5F視聴覚室

第1部 講師:藤野一夫(神戸大学名誉教授)

テーマ:「ペーター・コンヴィチュニー演出によるドルトムントの『ニーベルングの指環』

コンヴィチュニーは現代演出家としての社会的責務を自覚して、ワーグナーのアクチュアリティを鮮やかに抉り出した。ドルトムント歌劇場は、コンヴィチュニーのリングによる根源的な問題提起を通して、その運営経費の大半が税金によって賄われている市立劇場の政治的使命を見事に果たした。現代ドイツの文化政策の理念が明確に具現されたリング・ツイクルスの意味を探りたい。

第2部:ミニフォーラム「西宮芸術文化センターにおける『さまよえるオランダ人』について」

司 会:伊東史明(ワーグナー協会会員)

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局

第440回例会 ワーグナー・ゼミナール(309)

日 時: 2025年9月13日(土)14時~(13時30分開場)

場 所: 東池袋 あうるすぽっと会議室B

      メトロ有楽町線東池袋下車1分ライズアリーナ3階

講 師: 宮嶋 極(毎日クラシックナビ主宰/音楽ジャーナリスト)

テーマ: 「2025年バイロイト音楽祭報告」

~バイロイト音楽祭2025の新プロダクション「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の報告とそこから見えてくる演出と音楽の関係性の現在地~ 今年のバイロイト音楽祭の新制作「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(ダニエレ・ガッティ指揮、マティアス・デイヴィス演出)の上演内容や現地での評価などを分かり易く報告します。それを踏まえて後半は現在のバイロイトにおける演出と音楽の関係性について皆さんと一緒に考えてみたいと思います。バイロイトは演出主導のオペラ上演、いわゆるレジー・テアターの先駆的役割を果たしてきましたが、最近はより先鋭化しており、ここ数年では「リング」の当日券が販売されるという観客・聴衆離れを象徴するような現象すら見られます。2000年代に入って上演された「マイスタージンガー」のプロダクションは4つ。これらを振り返りながら、演出と音楽の関係性の変遷について考察していきます。(講師記)

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局

【終了】第439回例会 ワーグナー・ゼミナール(308)

日時:2025年7月6日(日)18時30分~20時30分

場所:森下文化センター2F多目的ホール

講師: 榊原 徹(神奈川フィルハーモニー管弦楽団主幹)

テーマ:ステージ上演オペラの未来 〜神奈川フィルの取り組み〜

オペラ団体による主催上演とオーケストラが取り組むステージ上演オペラでは、どのような違いがあるのか。2023年から音楽監督沼尻竜典とタッグを組み「ドラマティックシリーズ」として上演を続けている神奈川フィルは、2025年にはワーグナー/ラインの黄金の上演を果たす。2023年R. シュトラウス《サロメ》、2024年團伊玖磨《夕鶴》と連続させながら一貫したポリシーはどこにあるのか。オペラ団体主催による大規模なオペラ上演が資金面などから工夫が強いられる中、オーケストラ主催のオペラの利点、そして苦労は如何に。長年の舞台芸術創作から培った経験を生かして、ステージ形式オペラの未来を創造する神奈川フィル音楽主幹榊原徹による講座。

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

森下文化センターへのアクセス
都営新宿線、都営大江戸線「森下駅」A6出口から徒歩8分(「菊川駅」からもアクセス可)
都営大江戸線、東京メトロ半蔵門線A2,B1出口から徒歩8分「清澄白河駅」徒歩8分 
https://www.kcf.or.jp/morishita/access/

ワーグナー協会事務局

【終了】第438回例会 ワーグナー・ゼミナール(307)

日 時:5月18日(日)18時30分

場 所:ミューザ川崎 市民交流室

講 師:三澤洋史(新国立劇場首席合唱指揮者)

テーマ:「ワーグナーとヴェルディにおける合唱の役割」

ヴェルディもワーグナーも合唱を大切に扱っていましたが、そのアプローチは大きく異なっています。ヴェルディでは、必ず「コンチェルタート」と呼ばれる、合唱と独唱アンサンブルの見せ場を意図的に設定しています。また、最後の作品「ファルスタッフ」終幕では、伝統的な「フーガ」という形式に回帰し、「世の中全て道化」と締めくくっています。
一方、ワーグナーにおいては、晩年に行くに従って合唱の扱いは自由となり、「ニーベルングの指環」では、最後の「神々の黄昏」第2幕以降のみの使用。「トリスタンとイゾルデ」では、第1幕で男声合唱のみの使用となります。最後の作品「パルジファル」終幕においては、合唱はもはや管弦楽に分かち難く溶け込んでおり、天上的なサウンドの一要素となっています。こうした、両巨匠の合唱の扱いを通して、それぞれの作曲家の世界観を浮き彫りにしていきたいと思っています。(講師記)

参加費:協会員 1,000円(ユース会員無料) 一般 2,000円 学生 1,000円

ワーグナー協会事務局

【終了】第437回例会 ワーグナー・ゼミナール(306)

日 時:4月26日(土)14時~

場 所:東池袋 あうるすぽっと会議室B

講 師:池上純一(埼玉大学名誉教授)

テーマ:「ワーグナーと(で)ドイツ語入門~Einführung ins Deutsche mit (durch) Wagner」

音の響きから書字へと広がるドイツ語の世界に入っていきながら、テクストから音楽へと立ち上がるワーグナーの世界に少しでも入門できればと考えています。発音から始めて構文法にまで進む初級ドイツ語レッスンのようなかたちになると思いますので、参加される皆さんに声を出していただくこともあるかもしれません。またこちらで用意したワーグナーのテクストに書き込みをして手を加えていただくことがあるかもしれませんので、筆記用具をお持ちいただけると助かります。(講師記)

参加費:協会員 1,000円(ユース会員無料) 一般 2,000円 学生 1,000円

ワーグナー協会事務局

【終了】第183回関西例会

日 時:2月22日(土)14時~ 

場 所:西宮市民会館401号室

講 師:吉田真(明治学院大学教授)

テーマ:「ライヴ録音でたどるバイロイト祝祭の歴史」

2024年3月に『バイロイト祝祭の黄金時代-ライヴ録音でたどるワーグナー上演史』(アルファベータブックス)を上梓いたしました。本書は、入手可能なバイロイト祝祭のライヴ録音を全て聴き、年度毎にその特徴と意義を記述したものです(1975年まで)。

ワーグナーとの出会いがNHK-FM放送の「バイロイト音楽祭」であった方も少なくないでしょう。数々の文献に記録されている「新バイロイト」時代の実際の上演が果たしてどんなものだったのか、ライヴ録音を手掛かりに探ってみたいと思います。(講師記)

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局

【終了】第436回例会 ワーグナー・ゼミナール(305)

日 時:2025年1月26日(日)18時30分

場 所:ミューザ川崎市民交流室

テーマ:「我がトリスタン和音〜ベルリン音大留学中の思い出と共に〜」

講 師:角田鋼亮(指揮者)

私のワーグナーとの出会いは、2003年東京シティ・フィル演奏の『神々の黄昏』。飯守マエストロのアシスタントを務め、城谷マエストロからはプロンプターのいろはを教えて頂きました。すっかり虜になってしまい、渡独しての留学先ではワーグナーの音楽を中心に学びました。そう、ドイツの指揮科では指揮実技、合唱指揮、あるいはコレペティション、スコアリーディングやディクションのレッスンでもワーグナーの作品が使われるのです。そういた体験談を導入にし、「トリスタン和音」の源流から後世への影響についてお話しさせて頂きたく思います。ワーグナーを他の作曲家の作品から浮かび上がらせられたら幸いです。皆さんとワーグナー愛を共有できる事を心から楽しみにしております!(講師記)

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局

【終了】第182回関西例会~会員発表~

日 時:12月21日(土曜)14時〜

場 所:西宮市民会館 401室

発表者(1):長谷川 博樹(日本ワーグナー協会会員)

タイトル:「ワーグナーが19世紀の勝ち組になった理由(わけ)」

とてつもない激動の19世紀、ワーグナーは音楽界を席巻し、その名声と影響は今日まで続いている。いわば19世紀の「勝ち組」だが、この原因は何だろう。発表者自身のワーグナー体験からその理由を考える。

発表者(2):吉嵜三和子(日本ワーグナー協会会員)

タイトル:「人との出会いで成し遂げられた『バイロイト詣で』」

「金字塔」としての「バイロイト詣で」までの、長い道のりで出会った人々との触れ合い、ハプニング等は必ずしもワーグナーだけに関連しませんが、その積み重ねの体験があってこそ、到達できたと思います。

参加費:協会員1000円(ユース会員無料) 一般2000円 学生1000円

ワーグナー協会事務局